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村上龍の経歴|おすすめ人気小説や映画作品の感想とレビュー

村上龍のイメージ画像

芥川賞作家であり、時事問題への言及も多いため、社会的な影響力も高い、村上龍さん。

今回は、そんな村上龍さんのことをチェックしていきたいと思います。

村上龍さんとは、はたして、どのような経歴をたどってきた作家だったのでしょうか。

さて、村上龍さんといえば、社会性の多い作品をたくさん輩出してきたことでも知られています。

そこで、この記事では、村上龍さんの小説のうち、とくにおすすめしたい人気作品を調べてみました。

また、村上龍さんの小説には映画化された作品も少なくありませんので、その感想やレビューも見てまいりましょう。

それではさっそく、ご覧ください。

村上龍の経歴

村上龍さんは、1952219日、長崎県の出身で、現在の年齢は72歳歳となっています。

本名は「村上龍之助」。

高校時代には、高校の屋上をバリケードで封鎖したことによって謹慎になり、ヒッピー文化の影響を受けて、このことが後に、作家として生かされることになりました。

また、若いころには、ロック・フェスティバルの開催、映画制作など、多彩な活動を展開しています。

その後、上京した村上龍さんは、米軍基地の近くに住み、大学に入学。

この米軍基地の存在も、小説で生かされることとなったのでした。

そんな村上龍さんは、1976年に、米軍基地の町を舞台としながらヒッピーの若者たちを描いた『限りなく透明に近いブルー』によって、群像新人文学賞を受賞して、作家デビュー。

『限りなく透明に近いブルー』村上龍(1976)

さらに、同作で芥川賞を受賞して、一躍、人気作家に躍り出ます。

これ以降、村上龍さんは、話題作を次々に発表していき、その結果、多くの文学賞を総なめにしていきました。

『コインロッカー・ベイビーズ』では野間文芸新人賞、『村上龍映画小説集』では平林たい子文学賞、『イン ザ・ミソスープ』では読売文学賞、『共生虫』では谷崎潤一郎賞、『半島を出よ』では、野間文芸賞と毎日出版文化賞、『歌うクジラ』では毎日芸術賞を受賞しています。

『コインロッカー・ベイビーズ』村上龍(1980)

これまでに村上龍さんが刊行してきた作品は、長編小説では、『海の向こうで戦争が始まる』、『69 sixty nine』、『愛と幻想のファシズム』、『イビサ』、『昭和歌謡大全集』、『五分後の世界』、『ラブ&ポップ トパーズII』、『希望の国のエクソダス』など。

短編小説では、『悲しき熱帯』、『走れ!タカハシ』、『トパーズ』、『とおくはなれてそばにいて』などがあります。

また、村上龍さんは、創作活動だけにとどまらず、メディア出演も多数。

『カンブリア宮殿』が有名なほか、これまでに、『ルポルタージュにっぽん「ボブ・ディランがやって来た」』、『Ryu’s Bar 気ままにいい夜』といったテレビ番組に出演してきました。

今後も、引き続き、村上龍さんの作家活動、そしてメディア露出に期待しましょう。

村上龍の学歴

そんな村上龍さんは、どういった学校を卒業してきたのでしょうか。

こちらは、小学校、中学校、高校、大学とすべて分かっていました。

小学校は佐世保市立御船小学校、中学校は佐世保市立光海中学校、高校は長崎県立佐世保北高校を卒業。

そして大学は武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン科を中退しています。

なお、長崎県立佐世保北高校からは、内舘牧子さん、島田荘司さん、辛酸なめ子さん、リリー・フランキーさんなど。

武蔵野美術大学からは、佐藤正午さん、白石一郎さんなどが輩出されていました。

村上龍のおすすめ人気小説の感想とレビュー

これまでに村上龍さんが刊行してきた小説のなかでも、とくにおすすめしたい人気小説は、やはり、『限りなく透明に近いブルー』

村上龍さんのデビュー作にして、もっとも有名な作品でもあります。

当時、まだ若かったこと、過激な性描写、自身の体験が反映されているといったことから、物議をかもしつつも、大ベストセラーに。

米軍基地のある街を舞台としていて、作者とおなじ「リュウ」という青年が主人公で、彼とその仲間たちが放埓な青春を送っていくようすが、とにかく過激に展開されていきます。

しかし、文章自体は詩的なものになっているため、このコントラストも必見といえるでしょう。

村上龍の小説の映画作品の感想とレビュー

続いては、村上龍さんの小説が原作の映画作品を見ていきましょう。

村上龍さんの小説で映画化された作品は、1979年公開の『限りなく透明に近いブルー』。

1983年公開の『だいじょうぶマイ・フレンド』

1989年公開の『ラッフルズホテル』

1992年公開の『トパーズ』

1996年公開のKYOKO

1998年公開の『ラブ&ポップ』

2000年公開の『オーディション』

2001年公開の『走れ!イチロー』

2002年公開の『昭和歌謡大全集』

2004年公開の69 sixty nine

そして2018年公開の『ピアッシング』

なお、『限りなく透明に近いブルー』から『KYOKO』までは、村上龍さん自身が監督。

そして『走れ!イチロー』は、原作のタイトルは『走れ!タカハシ』です。

これらのなかには、過激な作品も少なくありません。

全体的に見て、濃厚な作品が多いといえるでしょう。

ファンなら鑑賞しておきたいものですね。

メッセージ性が強い作品を多く手がけてきた、村上龍さん。

2020年現在も、とても古希が近いとは思えない精力的な活躍ぶりです。

2021年以降もさらに邁進していってほしいですね。

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