加藤シゲアキさんは、4人組男性アイドルグループ「NEWS」のメンバーです。
ボキャブラリーの多さとコメント力の高さが評価され、情報番組のコメンテーターとしても活躍していますが、実はそれ以外の顔も持つマルチタレントなのでした。
加藤シゲアキさんのもうひとつの顔とは、意外にも小説家。
しかも本業の片手間にお遊び程度にやってみた系ではなく、本格派でしたから驚愕です。
この記事では、彼の小説家経歴や書いた本の評価、全作品の一覧やその中でもおすすめのものと、映画化されたものを紹介します。
ではさっそく見ていきましょう。
もくじ
加藤シゲアキの経歴
NEWS加藤シゲアキさんは、1987年7月生まれの現在37歳。本名は加藤成亮。小学校4年生の時にジャニーズ事務所へ応募し、小学校6年生の時に入所。
その後すぐにドラマデビューを果たすなどエリートコースを歩むかと思いきや、中学受験を決意します。
入所後すぐにジュニア活動を一旦休止し学業に専念し、青山学院中等部を受験。無事に合格を果たします。
中学受験合格後はジュニア活動に復帰し、青山学院高等部に進んだ16歳の時NEWSとしてデビュー。翌年にはジャニーズデビューグループの定番、ワールドカップバレーのスペシャルサポーターに選ばれます。
学業との両立を目指し青山学院大学法学部へと進み卒業。大学卒業の年に小説家としてデビューすることを発表。
その後はタレントと小説家の二足のわらじを履くマルチタレントとして活躍中です。
加藤シゲアキが小説家になった理由
小説家としてのデビューが決まる前、実はNEWSには大きな転機が訪れていたのです。
それはメンバーの脱退。
NEWSというグループは、デビュー時9人組だったことをあまりご存じない方も多いかもしれません。
デビュー直後に現在ONE OK ROCKで活躍するTAKAさんが脱退、その後内博貴と草野博紀が不祥事により脱退。
そしてその後センターであった山下智久がソロ活動のため脱退、続き人気メンバーであった錦戸亮が兼任していた関ジャニエイトの活動に専念するために脱退。
このようにメンバーの脱退が続いたことで、グループになにかを還元できないかと考えたんだそうです。
また、アーティストとして個展を開催している嵐の大野智さんからも影響を受けたといい、
昔から書くことが好きだったため小説家として活動することで、NEWSというグループにもっと興味を持ってもらいたいという気持ちが強かったとインタビューに答えています。
加藤シゲアキの小説作品一覧
ここでは加藤シゲアキさんの小説作品を確認していきます。
単行本になったものと、連載で分けてみました。
加藤シゲアキさんの単行本小説は以下の通りです。
- ピンクとグレー
- 閃光スクランブル
- Burn. ―バーン―
- 傘をもたない蟻たちは
- チュベローズで待ってる
- オルタネート
次は連載小説です。
- 染色
- Undress
- 恋愛小説
- イガヌの雨
- インターセプト
- おれさまのいうとおり
意外とかなりありますね!
これらの作品一覧からおすすめするとすればやはりデビュー作となる「ピンクとグレー」、そして舞台化もされた「染色」、そして最新本の「オルタネート」ではないでしょうか。
2022年には作家活動10周年を記念した単行本『渋谷と1と0と』を刊行。
同じタイトルのショートフィルムが少し前に出ていて、その原作という形での発表だったものの内容はまったくもって別のものだったのでした。
加藤シゲアキのおすすめ小説作品と映画化作品
では、おすすめ作品を見ていきましょう。
映画化されたものも中で紹介しています。
ピンクとグレー(映画化作品)
加藤シゲアキ著デビュー作品といえばピンクとグレー。後輩であるHey! Say! JUMPの中島裕翔さんと、人気俳優菅田将暉さんがダブル主演を務め映画化もされました。
この映画は時系列がかなり複雑に絡み合っており、「開始62分後の衝撃」と言われる展開が待っているんです。
芸能界を舞台に描かれる作品をアイドルの人気俳優が演じることで大変話題となりました。
染色
染色は小説 野性時代に掲載されていた短編小説。
自身にとって初めて舞台化された作品で、主演はNHK朝ドラスカーレットにも出演していた後輩Aぇ! groupの正門良規さんが務めました。脚本も自身で書いたそうです。
オルタネート
加藤シゲアキさんの最新小説であるオルタネートは、高校生限定でしか使用することができないマッチングアプリ「オルタネート」を使用する高校生の男女の交錯する人生を描いた作品。
もともとは月刊誌小説新潮にて連載されていた作品で、連載一回目が掲載されたのが2019年1月号でしたが、発売4日目で緊急重版が決定するほどの人気ぶり。
小説新潮史上初の重版となり、単行本として発売されることになりました。
発売日は2020年11月19日でしたが、こちらも発売5日目で重版が決定。完売店が続出しました。
NEWSのメンバーの脱退を経験し、グループに還元したいと始めた執筆活動。
締め切りの問題などかなり苦労したようですが、今は自分の居場所を見つけたようだと自信をもって言える武器となりました。
アイドルと小説家というマルチな才能を持った加藤シゲアキさん。
今後の活動も楽しみですね。