今回は芥川賞作家・平野啓一郎さんについて見ていきましょう。
平野啓一郎さんは、どういった作家だったのか、その経歴を追っていきたいと思います。
また、平野啓一郎さんといえば、妻でモデルの春香さんも話題になっていました。
ここでは、春香さんの経歴をはじめ、平野啓一郎さんと春香さんの馴れ初め、結婚した理由についても、調べてみましたので、ご覧ください。
1.平野啓一郎の経歴
平野啓一郎さんはNHKBSプレミアムで放送された『アナザーストーリーズ』の三島由紀夫さんの回に出演されました。
このとき司会は松嶋菜々子さん、出演は平野啓一郎さん、語りは濱田岳さんが、それぞれ担当したのでした。
三島由紀夫さんについてはこちらの記事で触れていますのでチェックして頂ければと思います。
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平野啓一郎さんは、1975年6月22日、愛知県の出身で、現在の年齢は、49歳です。
まだ大学生だったころ、平野啓一郎さんは、『日蝕』が『新潮』に掲載されたことによって、作家としての活動を開始。
1999年には、この『日蝕』で芥川賞を受賞して、「三島由紀夫の再来」と言われ、文壇の話題をさらったのでした。
ちなみに、平野啓一郎さんは、当時、まだ23歳で、2004年に綿矢りささんに更新されるまで、最年少の芥川賞受賞者となりましたから、すごい話ですよね。
以後、平野啓一郎さんは、『一月物語』、『葬送』を刊行し、これらは、『日蝕』とともに、「ロマンティック三部作」と称されて、文壇での評価は高まっていくことに。
これまでの受賞歴は、2009年に、『決壊』で度芸術選奨文部科学大臣新人賞、『ドーン』でBunkamuraドゥマゴ文学賞。
2017年に、『マチネの終わりに』で渡辺淳一文学賞。
2018年に、『ある男』で読売文学賞となっていました。
さらに2014年には、芸術文化勲章シュヴァリエを受勲しています。
そんな平野啓一郎さんは、2005年には、文化庁の文化大使になって、フランスに滞在するなど、作家としての活動以外でも活躍していました。
また、文学賞の選考委員においても、2008年には三島由紀夫賞選考委員、2020年には芥川賞選考委員に、それぞれ就任しています。
その他、平野啓一郎さんは、『高瀬川』、『滴り落ちる時計たちの波紋』、『あなたが、いなかった、あなた』、『顔のない裸体たち』、『かたちだけの愛』、『空白を満たしなさい』といった作品を刊行してきました。
新作にも期待していきたいですね。
2.平野啓一郎の学歴
それでは、平野啓一郎さんの学歴は、どのようになっていたのでしょうか。
平野啓一郎さんの母校は、中学校は明治学園中学校、高校は福岡県立東筑高校、大学は京都大学法学部でした。
京都大学で学びながら、在学中に、『日蝕』を発表したことによって、作家として活動を開始したわけですから、すばらしいですよね。
なお、京都大学出身の作家には、ほかに、菊池寛さん、井上靖さん、小松左京さん、貴志祐介さん、綾辻行人さん、法月綸太郎さん、我孫子武丸さん、麻耶雄嵩さん、万城目学さん、森見登美彦さんなどがいました。
3.平野啓一郎の妻春香のモデル経歴
続いては、そんな平野啓一郎さんの嫁であるモデルの春香さんに移りたいと思います。
春香さんは、1975年6月24日、愛知県の出身で、現在の年齢は、49歳となっています。
1995年、大学生時代にスカウトされたことによって、モデルデビューした、春香さん。
モデルとしては、『CLASSY.』、『Domani』、『GRACE』などにおいて活躍。
さらに、サントリーやカネボウ化粧品のCMに出演したことによって、話題になっていくことになります。
一方で、春香さんは、1999年には、ドラマ『世にも奇妙な物語』に出演したことによって、女優としてもデビューをはたしたのでした。
夫婦そろって、すばらしいキャリアで、実にお似合いといえるでしょう。
4.平野啓一郎と妻春香の馴れ初めと結婚した理由
平野啓一郎さんと春香さんは、2008年に結婚しました。
それでは、平野啓一郎さんと春香さんの馴れ初めとは、何だったのでしょうか。
調べてみたところ、なんとも豪華なことに、ルイ・ヴィトンのパーティーで出会ったとのことでした。
結婚した理由は、春香さんいわく、いっしょにいてリラックスできたことだったとか。
馴れ初めが派手な感じだったわりには、結婚の理由はソフトだったようですね。
2人のあいだには一男一女が生まれていますので、今後も引き続き、仲睦まじくやっていってほしいものです。
平野啓一郎さんは、デビューの経緯といい、芥川賞受賞といい、なにかと話題をさらってきました。
三島由紀夫さんになぞらえられたり、三島由紀夫賞選考委員を務めたり、三島由紀夫さんとは、なにかと縁がありました。
それだけに、『アナザーストーリーズ』もチェックする価値ありかと思います。